■工作室(製作1)■  (5)塗装と最終仕上げ−

     
●急遽、スピットファイヤーの機銃の修理になりました。0.4ミリΦの黄銅線を使ってつなぎました。
先ず、機銃側に0.5ミリΦのドリルで出来るだけセンター、そして深く穴をあけ、黄銅線を差し込み7、8ミリ飛び出す長さで切断します。次に同じドリルで、機体側の機銃の根元にこちらも出来るだけセンターに穴をあけます。続いて0.8ミリΦのドリルで穴径を拡げます。エポキシ接着剤など隙間を埋めることができる接着剤を黄銅線に塗り、機銃側に差し込み、続いて機体側に差し込みます。少し硬化したところで、センターを合わせて完全な硬化を待ちます。最後に色のハゲたところを同色でレタッチして完了。

■プロペラとスピナーの塗装
零戦は全面に銀色を塗り、塗装図を参考に先端の赤ラインを塗る為のマスキングをします。
スピットファイヤーは先に先端部分に黄色を塗って、塗装図に合わせてマスキングし、その後、全体を黒色で塗装します。
上右は、プロペラスピナーを塗装したところ。塗装時は、スピナーの内部に油粘土を詰めて、爪楊枝をさして保持します。
左は完成したプロペラ。

■機体の完成
全体にクリヤーを塗って機体側の完成です。ここではグンゼの水性クリヤーを塗りました。
キャノピーのマスキングはクリヤー塗装後剥がします。

●スタンドへの取付け●

■機体へのスタンド支柱の取付
スタンドへの取付けは、まず機体側から行います。
モーターのリード線を支柱内に通し、次に、機体側補助腕のネジ取付け穴の位置をマークして、ドリルで下穴をあけます。このとき、固定には、木ねじを使いますので、ガイドていどの大きさの穴をとします。
一度機体に仮止めして、前後左右の傾を確認して次の固定(接着)作業に入ります。

機体の支柱穴と補助腕のネジ穴にエポキシ接着剤を塗り、支柱を支柱穴に挿入します。次に補助腕を木ネジで固定して、前後左右の傾きを修正しつつ、接着剤の硬化を待ちます。


零戦は、機体の増槽下側から出ているパイプにエポキシ接着剤を塗り、支柱に挿入します。その後、スピットファイヤーと同様に、補助腕を木ねじとエポキシ接着剤で固定します。