|
|
|
|
■工作室(製作11)■ (1)エンジン部の工作 |
|
|
|
|
|
SBD−3
ドーントレス
ハセガワ 1/72
|
すっきりと窓枠が塗られているキャノピー塗装済のキットです。ハセガワの他のものと同様に「地上姿勢オンリー」のキットで、主脚を引っ込ませるのに苦労しました。ダイブブレーキが上下分割されていたら、急降下姿勢にしたいところです。この「ドーントレス」は、むかし、メーカーは忘れましたが1/48のキットがあって、爆弾の放擲メカニズムやダイブブレーキが開く仕掛けが気に入って、3機ほど続けて作った記憶があります。 |
|
|
●エンジン部の工作● |
|
■モーターマウントの取付け
エンジン背面の開口部径が、6ミリΦモーター用マウントのパイプを挿入するには若干狭く、拡大するのも面倒だったので、4ミリΦモーターを使用することにしました。モーターマウントのストローの固定は、ここではエポキシパテを使用していますが、粘土で仮止めし、5分硬化のエポキシ接着剤で固定すると作業が早くなりそうです。パイプとの接着力が弱いため、エポキシ接着剤の硬化後いったんパイプを引き抜き、瞬間接着剤で再度接着し直す必要があります。 |
|
|
|
|
最初に3ミリΦのドリルで、ギアボックス部のプロペラ軸の通過口を拡大します。エンジン背面の開口部の内側に沿ってエポキシパテを盛り、適当な長さに切ったパイプを挿入し、内側にはみ出したパテを取り除きます。最後にダミーモーターを挿入しパイプがセンターにくるよう調節します。 |
|
|
|
|
爪楊枝の先などでパテをしっかり充填し、ダミーモーターを抜いて、再度内側にはみ出たパテを除去します。ダミーモータでパイプが正しく取り付けられているか確認し、このまま静かにパテが硬化するまで養生します。パテが硬化したら、パイプを引っ張ってみて、抜けたら瞬間接着剤で固定し直します。 |
|
|
|
|
|
■プロペラ軸の取付け
プロペラ軸には1ミリΦのアルミパイプを使用しました。まず元の軸を切除して、切り口を平らにします。最初に0.8ミリΦぐらいのドリルでセンターを狙い下穴を開け、次に1.2ミリΦで穴径を拡大します。このときほぽ正しく穿孔できたら、プロペラの軸穴あけは完了です。少し偏心している場合は、更に1.5ミリΦのドリルで穴径を拡大します。エポキシパテをしっかり充填し、センターを狙ってプロペラ軸を静かに挿入し、プロペラのセンターに垂直に取り付けられるよう調整し、パテの硬化まで養生します。 |
|
|
|
|
|
|
■プロペラ軸の調整
低速回転のきくルーターか、現物のモーターを使って回転させながら行なうと正確に調整できます。真横からみて、ブレがなければOKです。現物モーターを使用の場合、プロペラの重さによっても変わってきますが、プロペラ軸の長さを機体への取付け実寸(約4ミリ)か10ミリ以内にして行なったほうがより正確にできます。 |
|
|
■プロペラジョイントのモーターへの取付け
プロペラジョイントは、先にモーター側に取り付けます。ジョイントには段差があり、細いほうがモーター側です。まず、ジョイントのモーター側をモーターの軸長に合わせて切断しますが、モーター軸は先端がこの段差の位置までくるように、モーター本体とジョイントのギャップが1ミリ程度あくような寸法にします。プロペラ側はプロペラ軸の挿入代(しろ)は4ミリ弱ぐらいにして、差し込んだときにモーター軸と接するような長さに切断します。 |
|
|
|
|
■モーターの取付け
エンジンをそれらしく塗装し、モーターをパイプに接着します。プロペラジョイントを取付けたモーターをパイプへ挿入し、ジョイントの先端が、エンジンと同じかほんのわずか出るようにな位置に調節します。正面から観察して、エンジンの穴とジョイントの隙間は最低でも0.5ミリぐらい(直径にして1ミリ以上大きい)必要ですから、それ以下の場合は、ドリルなどでエンジンの穴を拡大します。パイプへの固定は、合成ゴム系接着剤か粘度の高い瞬間接着剤を使い、絶対にモーターの軸の出ている方に流れ込まないように注意して、しっかりと接着します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|