■工作室(製作41)■  (MU-2の塗装)

●塗色が5色になるので、透けやすい色から順にマスキングして塗り重ねていきました。下塗りとしてグレーのサフェーサーで手抜き下地を糊塗してから、ベースホワイトを吹き付けました。最初は白塗装ですが、ベースホワイトを塗っているので、改めて白は不要かとも思ったのですが、まぁ一応ということで白塗装をしています。 白、黒
イエローFS13538(329)
サファリオレンジ(59)
グリーンFS34079(309)

 
●黄色塗装の準備として、白塗装の部分をマスキング。

 
黄色の塗装: 必要な箇所(胴体全面、水平尾翼付け根、垂直尾翼、エンジンポッド外翼側)に塗装します。白色の下地なので「のり」は良いのですが、透明感をなくすため5回ほど塗り重ねました。

オレンジの塗装: 翼端タンク外側と水平尾翼と垂直尾翼の翼端が塗装の箇所です。
タンク部は現状で塗装してもOKですが、尾翼部は黄色塗装部と近接しているので、とりあえず黄色部をマスキングする必要があります。垂直尾翼の前縁には防氷ブーツの黒塗装があるので、この部分を空けて黄色部をマスキングしてからオレンジイエローを塗装しました。

●濃緑色の塗装: 内翼下面とエンジンポッド内翼側、機首のレーダーポッド?が濃緑色の指定箇所です。
濃緑色は先送りした胴体とエンジンポッド外翼側をマスキングしてから行います。次の黒塗装のため、主翼前縁の防氷ブーツの箇所を空けて濃緑色部分をマスキングをしている途中で、ふと機首のレーダーポッド?の中間部を忘れていたので追加塗装しました。

●黒色の塗装: 翼端のオレンジ部をマスキングして、黒色を塗装しました。垂直尾翼の途中にある水平のフィンは白色だったので、二度手間になってしまいましたが、その周囲をマスキングして再度白色を塗装しました。

  
全指定色の塗装が終わったので、マスキングを剥がし、はみ出した箇所のレタッチをします。デカールを貼って、仕上げにクリアをかけて塗装の完了となります。今回は、いつもの瓶のものを使わず、スプレー缶の「スーパークリア」を使い、一気にやってしまいました。スプレー缶のクリアは少々高くつきますが、とても楽でした。
最後は息詰まるキャノピーのマスキング剥がしとなります。下塗りのサフェーサーから仕上げのクリアまでかなりの厚さで塗料がのっているので、本当はマスク面との境目にカッターを入れて塗膜を切断しておかなければならないのですが、いつもながら、この段階になると面倒が先立って、そのまま「ひっ剥が」してしまいます。今回も同様で、マスク面との境目はボサボサ、「九仭の功を一簣(き)に欠く」ことになってしまいました。なお、マスキングの不備による塗料の入り込みは、シンナーに浸したティッシュの小片をその部分に載せて、塗料を弛めてから拭き取ります。