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■ 工 具 箱 ■ (4) 塗る |
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● 筆 ● |
自身の反省ですが、塗装の筆は最後の仕上げの重要な道具なのに、なぜか安直に考え、模型屋さんの店先などの安価なもので間に合わせていました。毛抜けやコシの弱さも、塗装は難しい、ですませていたものでした。あるとき、画材店のすこし高価な筆を、清水の舞台の覚悟で購入、その使いやすさに驚いたことがあります。テクニックはもちろん第一ですが、道具も劣らず大事だということを実感した瞬間でした。 |
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最近はエアブラシ塗装に切り替えたため、面塗り用の平筆の大きいものは使わなくなりました。現在もっている筆は、部分塗りなどに使う面相や小筆だけです。上写真中央の黒い3本は、樹脂製の穂先ですが、なかなか使い易いものです。 |
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■筆洗
三本のボトルにシンナーを入れて、順に洗っていきます。塗料が沈殿したら、スポイトで沈殿物だけ取り去ると、結構長持ちします。エアブラシの清掃にも便利です。前は、「のり佃煮」の空きビンを使っていましたが、すこしオシャレしました。 |
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■塗料攪拌へら
アルミ棒をたたいて作った、塗料を攪拌するへら。 |
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●エアブラシ● |
かつては高嶺の花だったエアブラシ塗装も、安価で扱いやすいコンプレッサーの出現で、アマチュア・モデラーにも身近なものとなりました。筆塗装ではなかなかすっきりいかなかった、広い面積の塗りが、比較的簡単にできるようになって、作業が本当に楽になった(趣味は「苦労」が楽しいのでは、という意見には賛成ではありますが……)と感じます。エアブラシの使用では、塗装のテクニックとは、塗るということよりもマスキングのテクニックになってしまった、と言えるのではないでしょうか。難しかったボカシも容易にできることはうれしい限りです。 |
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■ハンドピース
塗装面積が小さいものしか作っていないせいか、右下の小カップのものの一番出番が多くあります。カップが固定式のものは、掃除が比較的楽です。
右上がボトル直付けタイプで。広い面積の塗装に便利です。
左上はむかし購入した、ピースコンヤング。シングルアクションなので、最初のひと吹きが緊張して時間がかかるのと、掃除が面倒ということもあり、最近は出番がまるでなくなりました。 |
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■コンプレッサー
グンゼ産業のコンプレッサー。安価ですが、小型で、音も静か。上記ハンドピースには十分なエアー吐出力をもっています。 |
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■プラスチックピペット
ハンドピースの掃除に大変便利です。上記「筆洗」に分けたシンナーを順に使って、カップの中で吸ったり吐いたりを繰り返し、時にうがいや空吹きを併用とする短時間できれいになります。また塗料を薄めるとき、シンナーをちょぼちょぼと注ぐのに良い使い勝手です。
右は、塗料をカップに移すための、アルミ棒をたたいて作ったスプーンと塗料攪拌用のへら。スプーンは少量の塗料を移すときに、塗料の攪拌にも使えて、重宝しています。 |
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●ヒント●
塗料(グンゼ水性)のボトルのキャップが固まって、正攻法で「力」まかせにひねっても、容易にまわってくれず、手の痛さをこらえ、涙目になりながら開けようとしたことはありませんか。
◆キャップの柔軟性を利用して、薄いドライバーの先で、何カ所か外側に広げるようにをこじってからまわすと、簡単にあけることができます。 |
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●簡易めっきセット●
金属にメッキする道具で、006P電池(9V積層)1本で電気メッキします。メッキする金属を溶かしこんだ電解液をフェルトに染み込ませ、対象物に塗るようにしてメッキします。プラスチックモデルの工作ではほとんど使うことはありませんが、こんな簡単な構成でもちゃんとメッキできるので、お遊びとしてもおすすめです。 |
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