■工作室(製作4)■  (2)胴体の工作

■水平尾翼の取付け
左右胴体の接合前に、水平尾翼を取付けます(※)。
水平尾翼を接着後、胴体を仮組して、垂直尾翼との直角を調整します。
※胴体と水平尾翼の取付け部の、外側からの接着剤の塗布をなるべく少なくして、接着剤のはみ出しをなくし、かつ接着強度をあげるため、胴体内側からたっぷりと塗布しようというものです。

左右胴体の接合
コクピット内側から、左右の偵察窓部品を接着し、マスキングしておきます。コクピット部品を組立てて、コクピット内部とともに機体内部色を塗装します。アリイの説明書では、銀色の指定がありましたが、ひとつ「?」の感じがして、ハセガワの説明書の指定に従って、機体内部色を塗りました。胴体下部にも、偵察窓がありますから、コクピット床の裏面にも内部色を塗っておきます。

■機首部の組立て
100式司偵の機首には、前照灯がついているので、前照灯を点灯することにしました。白色LEDを使いたいところなのですが、高価なので、麦球で代用です。(組上がってから白色LEDのストックがあるのを思い出しましたが後のまつりです。)
左右を接着し、前照灯の位置に直径3ミリぐらいの孔を開けます。

■前照灯部の工作
麦球をじかに取り付けても良いのですが、角度調整が難しそうだったので、パイプを取り付けて、それに挿入することにしました。
パイプは、手許にあった多少なりとも遮光性のある黒色の熱収縮チューブ(内径約3ミリ)を使い、竹串をガイドにパテで固定しました。

■前照灯風防の取付け
 前照灯部に孔をあけたことにより、キットの前照灯部品が合わなくなってしまったので、
前照灯風防として、透明部品のランナーを削って挿入接着しました。
ランナーは長めに切って接着し、硬化後、エッチングソーで切り取り、サンディングしコンパウンドで磨きます。
 

■麦球の取付け
麦球は、裸のリード線が出ているだけなので、適当な長さで切断し、片方にパイプを被せて絶縁し、ビニール線で延長します。
先に取り付けたパイプに挿入し、点灯を確認して接着剤で固定します。
脇から光が漏れていますが、銀色を厚く塗るとか、あとでなんとか処理するつもりです。

■胴体中央下部の切り離し
モーターと電飾の配線及びスタンド支柱取付け部補強の作業を行うため一度胴体中央下を切り取っておきます。本機では、主翼取付け部の溝を利用し、下面偵察窓の前際で切り取りました。エッチングソーを使うのがよいと思います。

■機首と胴体の結合
前照灯のリード線を胴体下部に通して、機首を接着、整形します。

■アンテナ支柱の取付け
コクピット中央部のアンテナ支柱を、金属に交換します。0.4ミリΦの黄銅線を二つ折りにして、ハンダで整形しました(強度的には0.6ミリΦのほうがよさそうです)。機体側へは、エポキシ接着剤などで固定します。