■工作室(製作10)■  (2)モーターの取付部の工作

 
■モーターの取付け
6ミリモーターを使用することにしました。工作はしやすそうですが、特に機首部は、スペースがあまりにもありすぎて、かえって持て余しぎみです。取付け方法はストローによるパイプマウント方式を採用し、胴体片側だけに固定します。

胴体機首部にはプロペラ軸を通す穴がないので、左右部品を仮組して、カウリング先端部品で位置を決定してプロペラ軸穴をあけます。1.5ミリφのドリルでガイド穴をあけ、丸棒ヤスリで拡大しました。
機首モーターの取付け個所の空間が広すぎるので、プラ板で土台を作りました。プラ板をT字形に組合せ、エポキシパテとプラモデル用接着剤で固定しています。
■モーターマウントの工作
エポキシパテでパイプ(モーターマウント)受けを作る方法をとりました。エポキシパテを適量、所定の位置に付けて、パイプにダミーモーターを挿入し、センターが出るように調節しながら取付け位置を決めます。OKがでたところで、パイプがずれないように静かにダミーモータをはずし、パテの硬化を待ちます。
エポキシパテのパイプへの食いつきが悪そうなので、パテの硬化後、パイプを外して(やはり比較的簡単に外れました)、再度、瞬間接着剤で固定しました。パイプを外す前に、再度ダミーモーターをセットして、センターを確認したところ、機首側に若干ずれがあったので、こちらは5分硬化エポキシ接着剤を塗布し調整した後、同様に瞬間接着剤で固定しました。
●パイプの取り外し
パイプにダミーモーターを挿入し、ゆっくり持ち上げるようにパイプを外し、瞬間接着剤でしっかりと接着します。

■スタンド支柱穴の穿孔
インテリアパーツを組込み、左右胴体を仮止めし、スタンド支柱の穴をあけます。
完成後に気づいたのですが、写真の開孔位置より約10ミリ後方のほうが視覚的安定性がありそうです。
側面窓ガラスにはマスキングゾルを塗っておきます。
スタンド支柱取付部補強は、1.2ミリ厚のプラ板を2枚重ねて、インテリアパーツの下面に貼り付けました。(次項写真参照)

■モーターの取付けとの配線
モーターは並列接続として、1.5Vで回します。前後エンジンともそれぞれプロペラに向かって左回転(従って、後部プロペラは逆ピッチ)なので、モーターの回転方向も前後とも左回転するように結線します。スタンドへのリード線の引き出しは後部モーターから行うことにしたので、前部モーターからのリード線を後部モーターの端子へ接続しています。
プロペラ・ジョイントの関係で、モーター取付け位置が後退せざるを得ないので、客席後部バルクヘッドに穴をあけて、モーター後部を突出させました。後部のプロペラは、ジョイントを介さないで、モーター軸にダイレクトに取り付けるほうがよかったような気もします。後部モーターはシートの中央部に穴をあけ、リード線をスタンドアーム取付け穴から導き出します。(最終的にスタンド側では、いつも電池の(+)極側が赤リード線などと決めておくようにすると、後でプロペラの回転方向の間違いがなくなります。