■工作室(製作14)■  (2)胴体の工作から完成まで

■スタンドアーム取付け部補強
下面にR(湾曲)がついているので、オイルクーラーの排気口らしき部分を塞いで、エポキシ接着剤を流し込むか、エポキシパテを詰め込むことも考えられましたが、オーソドックスに1.2ミリのプラ板を二重に上下の幅を変えて貼り付けました。

■コクピット部分の工作
パイロット人形は昔のキットに入っていたものをレジンで複製したものです。
アンテナ支柱は、0.4ミリ黄銅線を曲げてハンダで整形したものです。取付け部の補強にプラ板を使いました。(同様に、主翼のピトー管と垂直尾翼上端のアンテナ支柱も同様に黄銅線で作り替えています。)

■主脚部の工作
主脚(メイン・ランディング・ギア)を引っ込み状態にします。主翼下面パーツの車輪の納まる部分に穴をあけ、車輪の裏側をヤスリで削って薄くしてすっぽり納まるようにします。車輪と車輪カバーの取り付けは、エポキシパテを内部に埋めて高さの調節をしました。
(上写真右のモーターからのコードに被せた黒いチューブは、この後の作業〔塗装など〕に向けた保護用のものです。)

■カウリングの取付け
胴体のカウリング取付け部に、モーターのリード線通過とモーターの尾部を挿入する穴をあけます。工作の手順の関係で、モーターからのリード線をこの穴からスタンドアーム取付け穴へ導いていますから、多少大きめのほうが作業がしやすいようです。

■塗装について
グンゼの白色下地用の缶スプレーを施して、全面ミッドナイトブルー一色で塗り上げました。説明書では、ネイビーブルーとの混色だったのですが、艶ありのクリアーで仕上げるので意味がないと思ったためです。スピナーも黒色指定でしたが、すこし淋しいので「お遊び」で黄色に塗ってしまいました。最後にハセガワの「コーティングポリマー」がけを2回しています。

参考:プロペラ軸の長さ 完成した「F6F」