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■工作室(製作14)■ (1)エンジン部の工作 | |||||||
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グラマン F6F ヘルキャット ハセガワ 1/72 |
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ハセガワの手堅い1/72のキットなので、FP化工作であるところの、モーターとプロペラ軸の取り付け、そして主脚を引っ込めることさえ片づければ、組み立ては極めて容易です。そのままバチバチと組んだら、水平尾翼の付け根に若干のパテを埋めなければならなくなりましたが、事前に丁寧に調節しておけばその必要もなくなるでしょう。 | |||||||
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●エンジン部の工作● | |||||||
このキットのプロペラの取付けは、エンジンの先端の凸部(プロペラ軸)にプロペラの凹部を挿入するタイプで、プロペラは固定され空転しません。 | |||||||
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■モーターマウントの取付け エンジン部品のファイヤーウォール部裏面のくぼみの直径が約6ミリあり、スペースも充分なので、6ミリΦのモーターを使用することにしました。モーターの取り付け時の調整を容易にするため、ストローによるモーターマウントを使っています。なお、ストローは6.5o径というサイズ(「頒布所」の6ミリΦモーターにも付属)のものを使っていますが、直径にばらつきがあり、モーターを挿入がしにくいものは、側面にスリットを入れて使用します。 |
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エンジンから出ているプロペラ軸を切り落とし、最初は軸の切り取り跡側からセンターを狙って、0.8oΦ程度の細いドリルで防火壁まで貫通させます。徐々に太いドリルに替えて、最終的に、プロペラ・ジョイントの出る穴を直径3ミリ強、エンジンのファイヤーウォール側からのモーターマウントの取り付け穴を6.5ミリまで拡大します。こちら側からの穴は、モーターの取付け深度調節の幅を広くするため、できる限り深くします。 | |||||||
モーターマウント(ストロー)の取り付けは、モーターの軸がプロペラの軸穴のセンターにくるように正しくセットし(写真ではダミーモータを使用しています)、瞬間接着剤で仮止めして、エポキシ接着剤を周囲に盛って固定しました。ストローがきついので側面にスリットを入れています(写真上右端)。 | |||||||
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■プロペラ・ジョイントの長さの調整 キットのプロペラには約1.5ミリΦの穴があるので、これを利用してプロペラ軸を植えます。深さは3ミリ以上あったほうがよいので、若干ドリルで深くします。 (「FP化工作(2)プロペラ軸の交換」参照) |
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プロペラ・ジョイントの外径は2段になっていますが、段差のはじまりから細いほうがモーター側となります。まずモーター軸の長さを計測して、プロペラ・ジョイントのモーター側をモーター軸の長さより約1ミリほど短く切断します。プロペラ側は、プロペラ軸の「取付け代(とりつけしろ)」は3ミリ強が適当ですから、ジョイントのプロペラ側もその長さに切断します(モーター軸とプロペラ軸は、ジョイントの内部で接触するぐらいにします)。 参考として、あらかじめ3ミリ強に軸を切断したものを使って、その取付け状態を示してみました。左はモーター側の取付け状態。中はジョイントのプロペラ側が長すぎるもので、モーター軸とプロペラ軸の間に隙間が見られますから、もう少し短くする必要があります。右が調整の終わったプロペラ・ジョイントの状態です。 |
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■エンジンのカウリングへの固定とモーターの取付け エンジン部品をカウリングへ正しく取り付けます。写真左端はダミーモーターと油ねんどを使って接着剤が硬化するまで養生しているところです。モーターは、プロペラ・ジョイントの先端がほぽカウリングの先端と同じ面になるように深さを加減し、ジョイントがエンジンのプロペラ軸穴のセンターにくるように傾きを調節します。 正面から見て、プロペラジョイントとプロペラ軸穴のギヤップ(隙間)は0.5ミリ以上あったほうが無難ですから、適宜プロペラ軸穴を削り広げます。OKならモータを固定しますが、ここでは瞬間接着剤を用いました。モーターのリード線は途中での結線が面倒なので、もとのリード線を除去し、長いもの(約20センチ)を端子に直接ハンダ付けしました。 |
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