■フライト・ポジション化工作■  (2) プロペラ軸の交換−1

●プロペラとエンジン部の構成●

左:98陸偵12型(アリイ 1/72) 
 ●元の軸径:約1.5φ ●空間奥行:約27ミリ ●適したモーター:4ミリφ ●使用する軸:1.0φ/3ミリ弱
中:立川キ-36「きさらぎ」(フジミ 1/72) 
 ●元の軸径:約1.0φ ●空間奥行:約13ミリ ●適したモーター:4ミリφ ●使用する軸:ダイレクト
右:97式3号艦上攻撃機(ハセガワ 1/72) 
 ●元の軸径:約1.6φ ●空間奥行:約20ミリ ●適したモーター:4ミリφ ●使用する軸:1.0φ/3ミリ弱

★立川キ-36「きさらぎ」(フジミ 1/72)は、モーター搭載部の奥行きが浅く、またプロペラもスピナーなしの細身のものなので、モーター軸にダイレクトに取り付けるのがよさそうです。

左:P-47Dサンダーボルト(ハセガワ 1/72) 
 ●元の軸径:約1.5φ ●空間奥行:40ミリ以上 ●適したモーター:6ミリφ ●使用する軸:1.2φ/3〜4(3)ミリ
中:F6Fヘルキャット(アリイ 1/48) 
 ●元の軸径:約2.5φ ●空間奥行:40ミリ以上 ●適したモーター:6ミリφ ●使用する軸:1.2φ/3〜4(3)ミリ
右:F4U-1Dコルセア(タミヤ 1/48) 
 ●元の軸径:約2.0φ ●空間奥行:40ミリ以上 ●適したモーター:6ミリφ ●使用する軸:1.2φ/3〜4(3)ミリ

■スペースの状態から、適したモーターを6ミリとしていますが、このクラスのプロペラなら、4ミリでも充分に廻すことができますし、エンジン部の構造によっては、4ミリのほうが組み込み易いことがあります。また、軸長は、熱収縮チュープを使う場合はカッコ内の数値が適しているようです。

【凡例】
●元の軸径=キットのプロペラに最初から付いている軸の直径。軸を差し込むタイプはその軸径
●空間奥行=モーターを艤装のできる範囲(たいていはエンジンの先端からコクピット部品までの距離)。
●使用する軸:直径φ/軸長ミリ=取り替える軸の直径と長さ(プロペラから露出している部分)、「ダイレクト」はモーター軸へ直接取付け
●使用するモーター=プロペラ直径やエンジンの形状、奥行空間などを勘案して決めてみたもの。

【モーターの寸法(「頒布所」のものを例示)】
プロペラの軸長は、長くても、4ミリモーターは3ミリ、6ミリモーターは4ミリ程度が良いようです。
●6ミリモーター=全長約18.5ミリ(本体12/軸長4.5)必要奥行約23ミリ/●4ミリモーター=全長約約16ミリ(本体11/軸長5.0)必要奥行約20ミリ
 (必要奥行:モーター全長+プロペラ軸長)

★「空間奥行:40ミリ以上」との表記は、空間奥行が、必要奥行(モーターライズに必要なスペース)をはるかにオーバーしている40ミリ以上の計測は無意味なので行っていないため、強いて言えば「スペースたっぷり」という意味です。