■工作室(製作18)■  (3)塗装から完成まで

● 塗 装 ●
■プロペラの塗装
先にプロペラ端を黄色で塗り、マスキングして、プロペラ本体を黒色で塗装しました。スピナーは内側に粘土を詰めて、爪楊枝を刺して、プロペラは、自作のピンチを使って保持しました。

■下地塗装
例によって手抜き下地仕上げなので、Mr.サーフェイサー1000 スプレー (グレイタイプ)を吹きかけました。全体に軽く1回ですが、サンディングした部分には2度吹いています。

■塗り分け部の塗装
全面アルミ色の機体なので、先に主翼の黄帯、ウォーク・ウェイ、キャノピー開閉位置マークなどのおおよその該当部分を塗っておき、所定の位置をマスクします。

■機体色の塗装
クリアーで仕上げるので銀色なら何でもよさそうですが、一応説明書の指定通りのフラットアルミ(タミヤカラー)を塗りました。エンジンの排気口付近は焼鉄色にでも塗るつもりです。

    
全体にクリヤーを塗って、スタンドへの取り付けです。

完成した「シーフューリーT-20」
やはり機首がダイナミックです。
(機体をすこし高い位置に取り付けました。)


製作後記:古いキットなのでデカールの透明部分がかなり黄変していました。状態の確認を兼ねて、機体後部の「ROYAL NAVY/WG655」という4ポイントほどの文字の部分を水に浸漬したところ、糊がゆるむとともに、各文字がバラバラになってしまいました。1.5ミリ四方ぐらいの小さな文字を拾い集めるのも面倒なので、カラーデカール(クリア)を台紙にしてインレタででも、と東急ハンズに出掛けたのですが、もはやそのようなものを使う時代ではないようです。ほんの申し訳程度に置いてあるだけなので種類もなく、自作せざるを得ませんでした。……カラーデカール(カルトグラフ)には「インクジェットは使えません」とありますが、アルプス電気の例の熱転写プリンタなど持っておらず、とはいえ、このままでは先に進まないので、ものは試しとインクジェットでやってみました。
【デカール製作の記録】