■工作室(製作27)■  (1)エンジン部の工作から完成まで

ノースアメリカン
T-6 テキサン

アカデミー 1/72


アカデミーのキットで自衛隊機バージョンのテキサンです。比較的きちんとまとまっていて、部品点数も少なく気楽に組み立てられそうです。フライト・ポジションとしては、車輪部分は引っ込み状態にしやすそうですが、パイロットがいないのがいかにも残念でした。

■エンジン部の工作
2翅のプロペラと、平板の片面にモールドされたダミーエンジンから成る、簡単な構造のエンジン部です。パーツは右の通りですが、自衛隊タイプなのでスピナーは使用しません。スペース的に余裕がありますが、4ミリモーターを使用しました。軸はお決まりのアルミパイプで、1ミリ径が適当だったのですが、半端でとっておいた1.2ミリを使用しています。
モーター取付部は加工せず、ストローのモーターマウントを直接エポキシパテで固定しました。
【プロペラ軸の取付け方
このあと、胴体との結合時にわかったのですが、モーターマウントを固定したエポキシパテの「すそ」を上写真より約1ミリほど内側に切り取って(すその直径を小さくして)おかないといけませんでした。

ダミーエンジンのプロペラ・ジョイントの出る穴を、ジョイントとのギャップが0.5ミリ位(直径3ミリ弱ぐらい)になるまで拡大し、カウリングに取り付けます。モーターのボディーに、合成ゴム系接着剤を塗り(モーターの回転軸に付着しないように充分注意)して、モーターマウントに挿入します。ジョイントはダミーエンジンから0.5ミリ弱ぐらい出る位置で、穴のセンターに位置するように調節して、接着剤の硬化を待ちます。(スピナーを使わないので、モーター軸はやはり1ミリにすべきでした。)

 
■左右胴体部品の結合
水平尾翼を取り付け、コクピット部品は挟むように左右胴体を接着し、閉塞されているファイヤーウォール部分を、モーターの尾部を挿入できるよう開口しておきます。

■主翼と胴体の結合
主翼中央部にスタンドアームを取り付け、主翼と胴体を結合します。少しオーバー気味に上反角がつくよう、テープを使って引っ張って接着剤の硬化まで養生しました。(スタンドアームからの黄色いコードは、最後のカウリング接着のときに、モーターからのコードを導くためのものです。)
排気管が集合式で胴体左側面から1本になって出ています。キットは別部品となっていますが、先に取り付けてしまうと塗装が難しくなるので、エンジン部と共に塗装後に行うことにしました。排気管は胴体に直接接着ですが、エンジン部は、ファイヤーウォール部を開口したので、支えるところがなくなったため、エポキシパテを細長く伸ばして、排気管とファイヤーウォール跡の周囲に巻き付け、押しつけるようにして位置を調節し固定しました。

オレンジイエローがまぶしい
完成したT−6