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■工作室(製作35)■ (2)ロートドーム回転部の工作 | |||||||
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●ロートドーム回転部の工作● | |||||||
■ドーム回転用パーツ 使用したギアユニットは、だいぶまえに購入していたもので、小型でかなりしっかりしたものです。ユニット「直結」でいこうかと思っていましたが、少し早すぎるようなのと、取付けスペースの関係で、クラウンギアで方向変換しつつ、減速させることにしました。 |
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ギアユニット:「栄42A(1.5V〜3V/60〜190rpm)」、S.T.L.JAPAN。 クラウンギア:「3段変速ギヤーポックスセット(楽しい工作シリーズNo.32)」、タミヤ のものを流用。ピニオンギア:自作【参照:簡易ピニオンギアの作り方】 | |||||||
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■ロートドーム基部の組立て ドーム基部は4本の脚で胴体に固定されます。この脚は弱そうなので、ドームを回転させるか否かにかかわらず補強する必要がありそうです。脚部内側に溝を掘って0.8ミリの黄銅線を接着し、ベース内にかかる部分はエポキシパテで固定しました。なお、ドームの回転軸は2ミリ径の黄銅線、軸受は3ミリ径(内径2ミリ)の真鍮パイプを使用することにして、キットのドーム基部の上下の軸穴には、それぞれ長さ3ミリ程度の軸受を取付けました。 |
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■ドーム回転軸受部の工作 ドームは取外しできるように、内径4ミリのアルミパイプをエポキシパテで固定し、そのなかに回転軸取付け用の、弾力性のあるプラスチックパイプを接着固定しました。 |
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回転軸取付け用のプラスチックパイプは、1/35戦車の転輪の軸受などに使われているいわゆる「ポリキャップ」を使用する予定でしたが、偶然にも、次回製作予定のキット「ハリケーン(ハセガワ1/48)」に、同様のものがプロペラ固定部品として付いていたのでそれを使いました。 | |||||||
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■主翼取付部の切り離し キットでは、ロートドーム基部は主翼後縁部と胴体後部の2部品に跨がっています。当初、(工作のし易さを考慮して)ドーム基部の前方脚を主翼に固定して(右写真)、これを基準に、主翼中央部に回転のメカニズムをセットする方向で作業を進めていました。 |
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仮り組みで、主翼を胴体に、ロートドーム基部の後方脚を胴体の所定の位置へセットしてみると、わずかにドーム基部が傾斜して、それに伴い、回転軸のセンターが主翼側で多少移動することがわかりました。この移動量を見越してギアユニットを搭載することは難しいので、先に胴体と主翼/ドーム基部を一体化しておく必要がありそうです。こうなると、ギアユニットの搭載は、胴体下面をに開口部を設けるか、胴体の主翼とドームの取付部を切り離すか、しかありません。どちらもちょっと大がかりな工作になりそうで迷いましたが、直感的に後者を選んでしまいました。主翼とドーム基部を取り付ける部分を胴体から切り離し、主翼と一体化しておいて回転メカニズムを搭載しようというものです。 | |||||||
切断箇所をテープでマークしておき、エッチングソーでテープに沿って切断します。胴体に垂直に対する面はそのまま上面から機械的にゴシゴシ。水平に対する面は、外向きに刃のある丸みを帯びた部分で切り込みを入れ(主翼フィレットの下がカーブしているため、切り込みはカーブと直線の2箇所位)、そこに細手の刃を入れるようにしたら無理なく切断できました。主翼取付け開口部には、切断時の変形予防のためプラ板を接着しておくと作業が正確になると思います。 復元では、「ノコしろ」はパテ埋めかなにかで適当にごまかして、というつもりですが、そう易々といくかどうか……。 | |||||||
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■ロートドーム部の工作 切り離した主翼取付部に主翼とドーム基部を接着固定して、胴体側に回転軸の通過孔を開けて、3ミリ径真鍮パイプ(長さ5ミリ強弱位)の軸受を設けます。軸受の穴は少し大きめに開けて、ダミーの軸を通し、軸が軽く廻るポイントに固定しました。 |
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