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■工作室(製作39)■ (1)エンジン部の工作 | |||||||||||
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ボーイング B-17 ハセガワ 1/72 |
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久しぶりにプロペラを4つ廻してみようというわけです。1/72スケールでも4発となるとさすがに大きくなりますが、キットの構成はいたってシンプルで作りやすそうです。内部スペースもたっぷりなので、電飾もと考えたのですが、大きさに圧倒されて、欲張らないことにしました。 | |||||||||||
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●エンジン部の工作● | |||||||||||
■エンジン部の構造 プロペラの固定は、プロペラから出ている軸をエンジン部品に挿入し、裏側からリング状のストッパーで固定するタイプで、プロペラは空転します。エンジンをカウリングに挿入して一体化したものを、エンジン裏側の窪みを主翼側のエンジンポッド先端の台座中央の凸部と嵌合接着して機体に固定する構造です。 |
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■エンジン部の組立て プロペラはスピナーが付かないタイプで、エンジンのギアボックス部が丸見えとなるため、直径が小さい4ミリ径のモーターを使用して、プロペラはジョイントを使わずモーター軸にダイレクトに取り付けます。 |
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また、キットのエンジンの奥行きがモーターの長さより浅いので、工作がやや面倒になりますが、モーターの尾部がカウリング取付け部を貫通するような構造に変えることにしました。 | |||||||||||
先ず、カウリング取付け部にモーターの尾部が挿入できる開口部を設けます。主翼上下部品のエンジンポッド部分をを輪ゴムで仮止めして、翼側のカウリングを取り付ける台座を切除しすると、そのあとに開口部が得られます。 | |||||||||||
先に切除したカウリング取り付け用の台座の直径と高さとほぼ同じサイズのリングを作り、エンジン部の裏側に貼り付けて、この部分でカウリングとエンジンポッドを一体化します。(直径約15ミリに約6ミリの穴、高さは2ミリ強だったので、加工し易い1.2ミリ厚のプラ板を2枚重ねました。) | |||||||||||
モーターは機体の塗装が終わってから取り付けます。 まず、主翼側のエンジンポッド先端の台座を根元から切り取り、厚みの分を切除し平板状として、エンジン側に接着します。モーター取付け用の穴をエンジンの裏側から開けておき、エンジンとカウリング内側を塗装して、エンジンとカウリングを一体化します。 プロペラはモーター軸へのダイレクト取付けなので、モーター取付け用の穴は、エンジンのギアケース内側も削ってモーター軸がエンジン部から最低4ミリは突き出るように穿孔します。(左写真ではまだモーター軸の突出量が少ない) |
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【リングの作り方】 まず、円のテンプレートかコンパスで切り抜くサイズの円を描きます。内側の穴は、ドリルのサイズを変えて所定のサイズにするか、センターにドリルで穴を開けて、丸の棒ヤスリかテーパーリーマーで拡大します。 | |||||||||||
外側の整形は、描いた円に沿ってよく切れるニッパーで大雑把に切り取って、ヤスリで仕上げると楽です。 | |||||||||||
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■プロペラ軸穴の開口 プロペラの元の軸を切除し、ハブ部のセンターを狙って0.4〜5ミリのドリルで下穴を開け、0.1ミリステップでモーターの軸径の0.7ミリまで拡大します。.深さは3ミリ強です。センターをとりそこねたら、ふたまわりほど大きくして、「エポキシテを使った軸穴の設置」に切り換えます。【参照:プロペラのモーター軸へのダイレクトの取付け】 なお、プロペラ・ブレード裏側の根元に脱型用のエジェクタピン痕がくっきり付いていますが、見えないところなので、放置しました。 |
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■モーターの取付け モーターは、エンジン裏面に貼付けたリング部にエポキシパテで固定します。プロペラを取り付けてみて回転の正しさを確認しておきます。 |
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