■工作室(製作39)■  (3)完成まで


 
■左右主翼と水平尾翼の取付け
左右胴体にそれぞれ主翼と水平尾翼を取り付けます。主翼は飛行中の上に反った感を出すために上反りの角度をほんの少しですが強めにしたので、下面側に1ミリ弱ほどの隙間ができて、パテ埋めしています。

■スタンド・アーム受け金具の取付け
右側胴体部品の下面にスタンド・アーム受け金具を取り付けます。後の作業を考慮して、機体への固定部とアーム部は別部品として、ネジで固定することにしました。機体への取付けは、大型のモデルで荷重が大きいため、合成ゴム系接着剤とプラ板を使い、くどいぐらいに丁寧に固定しています。
■コードの配線
左右主翼付根にコードを通す穴を開け、その穴からモーターへのコードをそれぞれのエンジンポッドに導き、電源へのコードとモーターへのコードとを結線します。今回は左右翼からのコードを最初に結線してしまうとあとの左右胴体結合作業がしづらくなるため、ICソケットと丸ピンプラグを2回線分切り取ったものをコネクターとして用いました。

  
■左右胴体の結合
機体が大きく接着箇所が長大で、左右の胴体に一気に接着剤を塗布して貼り合わせることは困難なので、部分的に接着していくことにしました。スタートは垂直尾翼部分として、ここだけは通常の接着剤を使い、あとは順次接着する部分を押さえながら流し込みタイプの接着剤を使って接着していきます。配線コードのコネクターの接続と下部銃座受けのリングを組込みは、尾部を貼り合わせた後におこないました。
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左右胴体の結合が終わったら、マスキングをしておいた風防を取り付け、塗装に入ります。下地処理を手抜きしているので、結合部には少し厚めにグレーの下地スプレーをかけています。

 
完成したB-17F

【製作後記】 比較的シンプルなキットですが、ボリュームがあるので思ったより大仕事でした。作業途中で主翼を踏んづけて翼下面に大きなき裂をつくったり、機首の機銃が外れたので、透明部品付近では使っていけない瞬間接着剤を使ってしまい、曇りを生じさせたりと相変わらずの失敗続きでした。エンジン部は少し加工を施して、取外し式にしようと考えたのですが、同じ作業を4個分やるのに抵抗を感じ、結局固定してしまいました。