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■工作室(製作50)■ (1)フロート部の工作 | |||||||
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二式水上戦闘機 ハセガワ 1/72 |
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初めてフロート付きのモデルにチャレンジです。単フロートのモデルなので、スタンド・アームの取付に少し工夫が必要です。 | |||||||
●機体は零戦22型(ハセガワ 1/72)とほぼ同じなので、今回は主にフロート部分について記してみます。その他の部分についての詳細は「工作室第1回」(零戦22型とスピットファイヤーの同時製作)をご参照下さい。 | |||||||
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■補助フロート支柱の補強 補助フロートは1本のストレートの支柱で取り付けられています。モデルとして、このままではすぐ折損するので、支柱に0.8ミリ径の黄銅線を埋め込こんで補強しました。エッチングソーで切り込みを入れてガイドとし、極細の棒ヤスリで補強線を埋め込む溝を掘ります。フロート内に、プラ板の小片を貼り付け、補強線の一端ををL字形に曲げて突き刺してから、瞬間接着剤で固定しました。【参考:極小部分への瞬間接着剤の塗布の仕方】 |
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補助フロートの主翼への取り付けは、主翼上下面部品の結合前に行います。主翼の所定の穴に補強線部を挿入し、瞬間接着剤で仮止めしてから、エポキシパテかエボキシ接着剤で覆うように固定すると良いと思います。主翼上下面部品の結合後では、後述のようにとんだ目に合います。 | |||||||
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■主フロートの支柱 メインフロートの後部支柱も同様に0.8ミリ径の黄銅線で補強し、溶きパテを何度か重ね塗りをして整形しました。 |
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■スタンドアームの取付け 原寸に拡大した図面を用いてスタンド・アームの取付け位置を決定しました。 |
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メインフロート内部にプラ板で補強をしてから、瞬間接着剤とエポキシパテを用いてスタンド・アームを取り付けました。当初は主支柱を補強して後部支柱はキットのままで取り付けるつもりで、フロート内部に補強線用のプラ板による補強部を設けましたが、主支柱はそのままでも強度が高そうなので、こちらは補強なしでいくことにしました。 | |||||||
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■主フロートの取り付け フロート内部にモーターと電源を結ぶコードをセットし、左右のフロート部品を結合します。また、主翼下面のフロート取付け部にはコードを通す穴を開けておきます。 |
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フロート側のフロート支柱取付け部に補強線用の穴を現物合わせで開けて、支柱の補強線を差し込みつつ支柱をしっかりとフロートに接着します。支柱の接着剤が硬化したら、同様に、支柱の補強線を主翼の所定の穴に差し込みつつ、フロートと主翼を接着します。補強線は写真のように曲げておくと主翼とフロートが強固に結合できます。 | |||||||
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●補助フロートの取付け 補助フロートは主翼上下面部品の接合前に、下面部品の所定の穴に挿入し、補強の金属線を折り曲げて接着すれば容易に済んだものでしたが、忘れて上下部品を先に接合してしまったので、やらなくてもよい作業をするはめになりました。参考までに工程を掲載します。 |
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主翼下面にスリットを設けて、フロートを取り付けたプラ板を挿入接着するという工作です。−−−補助フロートを支えるプラ板は1.2ミリ厚を使い、主翼下面にも同じ幅のスリットを設けます。主翼側には位置の見当を兼ねてテープで周囲を養生し、ルーターに細いビットを付けて開口しました。フロートの補強線をプラ板に取り付け(瞬間接着剤)、1箇所に3ミリ径のプラ棒によるの横ズレ防止部を設けて、翼に開けたスリットに挿入、接着して整形します。(ヤレヤレ) | |||||||
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