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■工作 at random■ −2 |
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■タイヤ塗装時のマスキング
1/72以上の小さいモデルの主輪パーツは、たいていタイヤとハブ部が一緒になっていて、この部分の塗り分けが、フリーハンドではなかなかすっきりといきません。そこでマスキングということになりますが、皮革細工などに使う「ホールパンチ」という道具を使うと簡単に円のマスクを作ることが作ることが出来ます。円のサイズは1ミリ間隔であるので、余裕のあるときにでもそろえておくと、結構重宝します。【工具箱「ホールパンチ」】
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■プロペラ端塗装時のマスキング
大抵のプロペラの端は、回転面を明瞭にして巻き込まれ事故を防ぐために主に黄色などの塗装が施されています。これの再現は、単発ならまだしも、双発、4発ともなると結構うっとうしいものですが、これを単純作業にして気楽に行なおうというものです。
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塗り分けの幅にマスキングテープを切り、プロペラ端にその端を合わせてくるりと巻き付けるだけ。プロペラ端側にクロスさせるように別のテープでマスクすると完璧です。これできちんと幅の揃った塗り分けが出来ます。 |
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【黄色の塗装の場合】 黄色は隠蔽力が弱いので、いったん白色で全体を下塗りをしてから目的の黄色でプロペラ全体を塗装します。もちろん、この程度の塗料の厚みの段差などは気にならないという方は端部だけのほうが塗料の節約になりますね。 |
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■スピナー取付けの一方法
塗装が終わったプロペラとスピナーを一体化させるとき、ほとんどの方は接着剤を使用していると思いますが、はみ出さないようになどけっこう気をつかいます。そこで、エポキシパテを使って取り付ける方法を考えてみました。スピナー内側先端部にエポキシパテをつめて、プロペラ・ボス部を貫通して長めに出しておいたプロペラ軸を差し込んで、スピナーを取り付けるという方法です。これによると、接着剤を使わない分気楽にでき、また比較的強固に取付けることができます。
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■簡単に電源電圧を下げる
4ミリ径や6ミリ径モーターをフライト・ポジションで使用するときの電源電圧は、1.5V(乾電池又は充電式電池の1.2V)が適しています。従って、プロペラの回転だけなら電源は1.5Vの1系統で済みますが、電飾のためにLED(一般的な安価で入手できるタイプ。高輝度のものはもっと高い電圧が必要)も使うとなると別に3Vの電源も用意しなければなりません。双発、4発機のときはモーターを直列接続して3Vだけで済ませられますが、単発機ではそうもいきません。できれば電源は1系統で済ませたいもの。ここではそんなときのために、ダイオードを使った簡単な電圧降下の方法を述べてみます。
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●使用したダイオード(1S1588=30V/120mA)
手持ちの小信号スイ ッチング用シリコンダイオードの1S1588を使ってみました。このダイオードは小電流用ですが、この程度のモーターなら問題なさそうです。(接続は、帯がついている方(カソード)がモーター側、反対側の帯なしの方(アノード)が電源のプラス側となります。) |
●1.5Vでの6ミリモーター(頒布所のもの)の測定値(プロペラは下表と同じ1/48の「零戦52型」のもの)
まず、プロペラ回転だけのときに、フライト・ポジションモデルとして適当な回転状態が得られている、1.5V(乾電池1本分)のダイレクト接続について測定してみました。このときの電流は約65mA、プロペラの回転数は約1250rpmで、下表の「ダイオード2本」とほぽ同じ値を示しています。また1.5Vに同ダイオード1本介したときは約1.1Vに電圧が降下し、電流は約30mA、回転数は約750rpmになりました。なお、1.5Vで、プロペラを付けない状態では約30mAだったので、プロペラが1/72のものなら(1/48に較べて小さくて軽いので)、もっと消費電流が減少し回転数が増加すると思われます。
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1S1588と6ミリモーター(頒布所のもの)での測定値(約) |
1S1588 |
電圧(V) |
電流(mA) |
回転数(rpm) |
なし |
3.0 |
140 |
1920 |
1本 |
2.6 |
100 |
1580 |
2本(最適) |
2.2 |
65 |
1250 |
3本 |
1.8 |
30 |
750 |
4本 |
1.4 |
未測定 |
回転不能 |
測定に使用したテスターと回転数計(Cdsセルを使った、光の遮断回数で計測するタイプ。)はいずれもアナログで、しかも高精度のものではないので、測定値はすべておおよそです。使用した乾電池は、未使用のマンガン単3型を直列接続。ダイオードは直列接続。電圧は無負荷(モーターを付けない状態)で計測。電流と回転数は「零戦52型(ハセガワ1/48)」のプロペラ(直径約60mm/約0.8g強)を取り付けたとき。
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■瞬間接着剤の簡単で効果的なキャップ
瞬間接着剤は、開封後、ちゃんとキャップをしていてもいつのまにか固まってしまい、使えなくなっていたということがよくあります。早めに使い切るのが一番ですが、少量のパッケージに入っているといっても、そうそう量を使うものではないので、全て使い切るにはかなりの日数を要します。開封した瞬間接着剤をなんとかながく保存できるようにしたいものです。
瞬間接着剤(シアノアクリレート系接着剤)は水分を触媒として接着するもので、空気中のわずかな水分ででも硬化してしまいますから、開封したあとの保存は、空気に全く触れさせないようにすることが必要です。付属のキャップは比較的密閉度が高いのですが、使用後に、ノズル先端に付着したわずかな液が硬化して、何度か使っているうちキャップ内に堆積して密閉度が失われてしまいます。ノズルにピンなどを刺したり、熱収縮チューブでキャップを作ったりしてみましたがなかなか最後まで使い切ることができませんでした。そして、ふと思いついたのがこのキャップです。
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ノズル先端にこびりついた接着剤を除去し、幅1.5センチ位の紙テープ(マスキングテープ)を1.5〜2センチに切って、テープの端がノズルの先端から5ミリ弱飛び出るようにしてくるくると巻き付け、丸まったテープの先をつぶすだけというものです。紙テープは比較的コシがないので、ノズルに密着しやすく、先端もテープの内側の接着剤どうしで密着し、ほぼ完全に密閉された状態になります。冷蔵庫に入れておいたところ、2週間以上たってもテープを剥がせばスッと出てきました。−−このキャップは使う度の交換が前提で、いうなれば使い捨キャップというところですね。
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●瞬間接着剤の極小部への塗布の仕方
小さな金属のアンテナなどを植えるのに、瞬間接着剤はとても便利ですが、オリジナルの容器からの極少量の塗布はなかなか難しいものです。そんな極小部へのごく少量の塗布には、パレットに少量たらし、爪楊枝の先に付けて当該部分に塗る、という「爪楊枝」を使う原始的な方法がうまくいきます。なお、パレットは、瞬間接着剤が染み込まないものなら何でも良く、身近なものでは、クラフトテープの糊がついていない面が具合がよいようです。
このような作業用として、 先細のノズルや注射針状のアダプターなどが市販されていますが、詰まりやすいうえに出す量の加減がむずかしくあまり使い勝手がよくありません。
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