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■工作室(基本工作)■ (4)窓枠の塗装-1(キャノピーのマスキング) | |||||||
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塗装でやっかいなのがキャノピーなどの窓枠です。モデル全体からみればほんの一部分ですが、チャームポイントともなる箇所で、完成モデルの見栄えを左右することが大きいため、ここは気が抜けないところです。そしてこの部分の塗装するときに用いるのが、窓枠だけを残して、ガラス面を塗料がかからないように覆っておく、クマスキングという技法です。 |
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〈ストリップテープ・マスキング法〉 ここで紹介するマスキング法は、最初に、細く切ったマスキングテープでマスクする箇所の周りを囲んで、マスク面の形状を正確に出しておき、その後内側を埋めるようにマスクするというものです。周囲のトリミングに、平板上で定規を使い機械的に細く切ったマスキングテープを用いることから、作業の進捗性が良く、正確な直線が得られ、更に細切りなのでカーブにもなじみ易く、マスキング時のカッターワーク(切断調節)が少なくて済みます。(サンプルは「雷電(1/48・アリイ)」を用いました。マスキングの状態を見易くするため、内側にブルーのテープを貼っています。) |
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■マスキング材の準備 カッティング・マットに、適当な長さ(1辺に使う長さは窓枠の1.5〜2倍程度がやり易い)に切ったマスキングテープを貼り付け、よく切れるカッターナイフで、定規を用いて細長く切り分けます。この幅は、窓枠の状態によりますが、直線やゆるいカーブの部分に使うときは1.5〜2ミリ幅、ややきついカーブなら1ミリ幅位が適当でしょう。 |
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●マスキングテープは、模型店などで見かける黄色の紙製のものが良いようです。(現在はどうかわかりませんが)白っぽい紙製のものは、粘着材がこのように細切りで使用するには適していないようです。 ●カッティング用のマットは、カッターワークのために市販されている専用のゴム製の所謂(いわゆる)「カッティング・マット」より、塩化ビニール(エンビ)製のパッケージなどから平面部分を切り出したものや、100円ショップの樹脂製の「曲がるまな板」などを利用したほうが使い易いようです。 |
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■マスキング 窓枠に沿って、塗装しないガラス面の周りを囲むように前記細切りのマスキングテープをしっかりと貼り、はみ出した分を、直角に交わるテープをガイドに、カッターで切除します。あとは内側の空間を適当な面積のテープ片で埋めるように覆いますが、各テープは1ミリぐらいは重なるようにしたほうが安心です。塗料の浸入防止のため、重ね合せ箇所の段差の部分をしっかり押さえて隙間をなくし、場合によってはマスキングゾルなどとの併用で隙間を埋めてることも試みて下さい。 |
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●マスキングの剥がし 塗装後にマスキングを剥がすときは、マスキングしたときとは逆の順序で行います。従って、一番最後は塗装面に接した窓枠沿いの箇所となりますが、窓枠とは反対側の端から、出来るなら先の鋭い「裁縫針」などを使い、塗装面やガラス面を傷つけないように注意してテープを浮かせ、ピンセットなどで慎重に剥がします。 |
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■テープの切断 切断する箇所にガイドのテープを貼り付け、良く切れる弧が付いた刃物で、ガイドのテープに刃の側面を当てて位置決めをし、これに沿って、刃の弧に従って押し付けるようにして切ると、正確にズレずに切断できます。 |
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●「押し切り」について |
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左は「押し切り」用の究極の形状の円盤形をしています。押し切りでは、切断対象物と同じ刃渡りが必要ですが、円盤状なので無限の刃渡りとなり、コロコロとどこまでも切っていくことができると共に、刃を滑らせての切断でないため、腰がない薄手の布などでも目的通りに切断できます。 このマスキングテープの切断に於いても、ごく細かい部分を除いては、とても使い勝手が良いものでした(方向の確保はガイドのテープにそって転がすように行う)。 【カッターについては「工具箱(切る)」を参照】。 |
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メスの小型のものは刃渡りが短いため、切断部分が見易く、細かいことろの作業に適しています。 切断したテープを除去するため先細のピンセットも必需品。 |
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直線の刃を用いる場合は、よく切れるものを用いて、なるべく刃を寝かして使います。 | |||||||
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