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■工作室(製作30)■ (1)エンジン部の工作 | |||||||
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零戦52型 ハセガワ 1/48 |
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製作30回を記念して、零戦の1/48です。このクラスとしては部品点数の少ない単純な構成で、各パーツの合わせ具合もぴったりと、とても素直な良いキットです。大きいだけに、1/72より迫力あるフライト・ポジションモデルが期待できそうです。 | |||||||
このキットは、飛行姿勢での展示、プロペラの回転、翼端灯の点灯などのアクションも考慮に入れて制作されたようです。フライト・ポジションモデルの製作には願ってもないキットで、その恩恵に浴してみました。 | |||||||
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●エンジン部の工作● | |||||||
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■エンジン部のパーツ モーターライズを考慮したためか、1/72のものよりもデフォルメされていますが、完成後のスケール感にはほとんど影響がありません。 |
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エンジン部は、内側に大きな「ウロ」が形成されていて、そのサイズから「マブチ・ベビーモーター」の使用を考慮していたと思われます。ここでは6ミリモーターを使うことにしました。 | |||||||
■エンジンの工作 まず防火壁部のエンジン側突起を切り取り、エンジン部を接着し、6.5ミリ径の穴を貫通させて、ダミーモーターを使いセンターを確認しつつストローのモーターマウントを取り付けます(エポキシパテをマウントの周囲に詰め込みました)。ギアボックスのプロペラ軸穴は充分な大きさ(約4ミリ径)なので、拡大加工なしでそのまま取り付けられます。説明書に従ってそれらしく塗装し、エンジンは完成です。 |
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■モーターの取付け 最初にモーターにプロペラ・ジョイントを取り付けます。ジョイントは、モーター側を現物合わせでモーターの軸長マイナス約1ミリに、プロペラ軸側は約3ミリに切断します。モーター側は、モーター軸をプロペラ軸側との境目までいっぱいに挿入して、ジョイント先端がモータ本体から1ミリほど離れていればベスト(多少離れぎみのほうが安全)です。(モータ軸とプロペラ軸はジョイントのなかで接するようにします。) |
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(モーターライズのためか)スピナー基部がカウリング内に沈んでいるので、先にプロペラ・ジョイントの先端位置の見当をつける作業を行いました。カウリングの所定の位置に仮にエンジンを取り付けて、スピナー基部をのせてみて、おおよその見当をつけます。モーターをマウント部に挿入して、見当の位置まで徐々に押し込み、最終的にスピナー基部をのせて、その前面より若干突出する位置を確認しモーターを固定します。今回は、モーターとマウントのギャップがほとんどなく、かなりきつくくわえられていたため、接着剤は使用しませんでした。 | |||||||
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■プロペラ軸の取付け キットのプロペラ軸をプロペラボス部に接着し、周囲と同一面になるように切断します。重要な加工箇所なので、エッチングソーなどでていねいに切断すべきなのですが、なぜかニッパーで「エイっ」とやってしまいました。プロペラ軸は1.2ミリ径のアルミパイプを,使いました。--「プロペラ軸の取付け方」参照。 |
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■プロペラの塗装 翼端の危険防止の黄帯はデカールにもありましたが、すこし手をかけようと塗装してみました。白--オレンジイエロー--マスキング--茶色という手順です。(マスキングで、翼端とブレード付け根のブルーのテープはマスキングをする位置のガイドとして貼ったものです。) |
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■プロペラ軸長の調整 プロペラ軸を根元から3.5ミリ(スピナー基部の厚さが2ミリ弱あるので、スピナー基部から突出するのは2ミリ弱)ぐらい残して切断します。プロペラ・ジョイントにいっぱいに挿入して、スピナーとエンジンとの間に0.5ミリ位の隙間が出来るように、現物合わせで、プロペラ軸の長さを調節します。プロペラに息を吹きかけて軽く回転することを確認し、更にエンジンをカウリングに取り付けて、同様に回転を確認します。引っ掛かりがあるようなら、この段階で調整しておきます。 |
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