■工作室(製作33)■  (2)完成まで

  
■エンジン・主脚ポッドの工作
主脚取付部は、工作室31回の「Fw-189」と同じ構造なので、同様に楽な方法をとって、主脚収納部扉を切断し、左右ボッド部品を接合後、プラ板を使って整形しました。
ポッドを主翼下面部品に取り付けて、ポッド前面、主翼のポッド取付け部と主翼中央部にモーターへの配線用の穴をあけておきます。

  ■左右胴体部品の結合
前輪を収納状態にするため、寸法に合わせたプラバンをその位置に埋め込み、左右の部品を貼り合わせます。内蔵するパーツが一切ないのであっけない位です。
スタンド・アームは、3ミリ径の真鍮パイプの一端に0.4ミリ厚の黄銅板をハンダ付けして機体への取付部とし、胴体内側から挿入してエポキシパテで固定しました。

  ■主翼と胴体の結合
主翼を胴体の所定の位置に接着し、モーターへのコードを配線します。モーターの回転だけなので、電源は1.5Vで、左右モーターは並列接続になるようにします。

■下地の完成
翼上面部品、パイロットとマスキングしたキャノピーを取り付けた後、カウリングを仮止め(両面テープ)して、グレータイプの下地材をスプレーしました。胴体左右部品の接合面の処理など、下地づくりが雑なので、この下地剤は必須アイテムとなっています。

■塗装とマーキング
キットの塗装指定もなんか頼りなく、しかもブルー一色と色気がないし、かといって資料も全くないため、少し派手な箱絵の塗装まねてみました。空想の世界に入ったと覚悟を決めて、キットについていた機首添付用のマークのデカールも賑やかしに貼り付け、機体番号もそれらしくあったほうが良いということで、垂直尾翼に何かの残りのナンバーを流用しました。
なお、こういった架空の塗装は、作るほうはそれなりに楽しいのですが、自分が鑑賞する側にまわったら、独りよがりのいやらしさを感じると思います。公開目的の製作にはよろしくないことでありますので、つつしんでお詫びいたします。

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完成したF7F(架空塗装)