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■工作室(製作40)■ (1)エンジン部の工作 | |||||||
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カーチス P-40 ウォーホーク アリイ 1/48 |
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1/48シリーズの第6弾として選んでみました。翼端灯などがどこにあるか分からないような機種なので、電飾は付けませんでした。空冷エンジンの飛行機なのに、ちゃんとエンジンとファイヤーウォールやエンジン架まで付いています。機首両側のバネルを外せばこのエンジン部分が見られるようになっていますから、今回はこの部分を生かしてみようと思います。 | |||||||
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●エンジン部の工作● | |||||||
■エンジン部の構造 プロペラ軸を左右に分割されたダミーエンジンの先端部に挟み、プロペラと結合するもので、プロペラが空転式です。エンジンは機首下部のオイルクーラー吸気口の上部に固定しますが、あたかも防火壁から突き出たエンジン架で支えられているように見えるところがミソです。 |
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■モーターの組み込み モーターは6ミリを使用します。エンジン部の再現に力を入れているキットなので、(フライト・ポジションモデルとしてはナンセンスなのですが)エンジンを取外し可能にしてみました。キットのエンジンを機体へ固定(機首下部のオイルクーラー吸気口部品背部の突起をエンジン下面の開口部に挿入)する部分に、ICソケットと丸ピンプラグを2回線分切り取ったものをコネクターとし取り付けて、エンジンを脱着できるようにします。 |
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まずエンジン部品のプロペラ軸穴をジョイント径に合わせて拡大しておき、片側にプラ板とエポキシパテでモーターマウントを設け、モーターのリード線を丸ピンプラグに結線して、モーターとプラグを瞬間接着剤で固定しました。あとはもう一方のエンジン部品でふたして、エンジン部は「ころん」と完成です。なお、エンジン側面のエンジン架に嵌合する4箇所のダボは使わないので切除しておきます。 | |||||||
ICソケットと丸ピンプラグ | |||||||
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■エンジンルームの工作 組み立てられたオイルクーラー吸気口部品の背部にあるエンジンとの結合用の突起部分を切除して、その位置にICソケットを取り付けます。ソケットの固定を補強し、エンジンの取付けにガタがないように、プラ板でエンジンを載せる土台を新たに設けました(土台のエンジンを載せる面は、エンジン下面の形状に合わせて多少調整する必要があります)。 |
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先に左右胴体部品を結合しておき、機首部の加工をします。(たいていのキットでは、コクピット部は左右胴体の結合時に挟み込むようにしてセットしますが、このキットでは、左右胴体部品の結合後でも、エンジン架が付いた状態のままでセットすることが出来ます。) | |||||||
左右のエンジンカバーパネル部品を所定の位置に接着してから、機首上部をファイヤーウォール前際とパネル部品下際(従ってこの部分は接着しないでおく)の位置で、また、機首前面はプロペラ軸穴の位置で分離させます。 | |||||||
開口部からオイルクーラー部品を取り付け、コクピット部を主翼取付け部から挿入接着します。エンジン架の先端部も胴体に接着しますが、エンジン側ダボを嵌め込む舌状部はそのまま生かして、機首上部を取り付ける際のガイドとしています。 | |||||||
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■プロペラ部の工作 プロペラ部は、プロペラとスピナー本体・基部の3部品から成ります。キットのプロペラ軸を軸穴に挿入接着し、軸のはみ出した分を切除して新たに軸を植えます。塗装の後、スピナーと一体化し、最後にプロペラ軸の長さを調節します。【プロペラ軸の交換について】 |
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このキットのスピナーの基部は、プロペラブレードとの接触部を除いて、スピナー本体に嵌め込まれるようになっています。スピナー本体と基部の結合は、スピナー基部のプロペラブレードの接触部に少量の接着剤を塗布してプロペラを固定し、スピナー本体を被せ、背面から流し込みタイプの接着剤を使って行います。 | |||||||
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