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■工作室(製作54)■ | |||||||
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ウエストランド ライサンダー エアーフィックス 1/72 |
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このモデルは、以前同じ1/72(たしか日本のメーカー)を作って、ずんぐりしてあまりカッコ良い飛行機ではないのに、出来上がると、不思議に気に入った記憶があります。フライト・ポジションでもと考えていましたが、なかなか手が出ずにいたものです。キットは、シンプルな構成と柔らかな素材で、組立てや加工がとても楽です。搭乗員人形も2体入っていました。 | |||||||
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●エンジン部の工作● | |||||||
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■エンジン部の構成 エンジン部は2部品で、デフォルメされたエンジンをカウリングに固定すれば完成という超簡易構造です。プロペラは、エンジン背面から軸を挿入し、軸先端にプロペラを接着する空転式で、スピナーが付いていますが、ハブ部よりほんの少し径が大きいだけで、スピナーなしとしての工作となります。モーターは6ミリを使うことにしました。 |
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■プロペラ軸穴の拡大 キットの軸穴をプロペラ・ジョイントが通過できるように拡大します。2.5ミリのドリルで拡大しましたが、ジョイントを挿入してみるとほぼぴったりで、モーターの回転に差し支えはありませんが、3ミリ弱まで拡大して、余裕を持たせておいたほうが良さそうです。 |
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■モーターの取付け モーターは、マウントを用いず、エポキシパテで現物合わせにより、直に固定する事にしました。ジョイントを所定の長さに調節してモーターに取り付け、モーターのセンターをとりやすくするため、プロペラ軸となるアルミパイプも付けて、スタンバイしておきます。 |
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キットのプロペラ軸のストッパーが納まる部分を、モーター径の6ミリまでドリル径を換えて拡大します。エンジン部品の厚さの関係で、モーターをあまり深く挿入出来ないので、エポキシパテによる固定面の拡大を図り、開口部に切り込みを入れておきました。エポキシパテがモーター軸に付着しないようにモーターの周囲に巻き付けてモーターを押し込み、センターや深さを調整しながら、やはみ出た分を円錐状に整形してパテの硬化を待ちます。 | |||||||
エンジンをカウリングに取り付けてみると、エンジン先端はカウリング先端とほぼ同じ面になるので、モーターの前後位置は、ジョイントの先端がエンジンよりわずかに突出する程度に調節します。 | |||||||
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■プロペラ軸の取付け プロペラに軸穴が開いているタイプなので、軸の取付けは簡単です。まずスピナーを先に取り付けてしまい、プロペラ軸穴にエポキシパテを充填して、プロペラ軸(アルミパイプ)を軸穴深さいっぱいに挿入します。エポキシパテの硬化には時間的余裕がたっぷりあるので、プロペラに対する軸の角度をじっくり調整します。はみ出したエポキシパテの処理は、「動かない程度に硬化してから」よく切れるカッターなどで、プロペラ軸に傷をつけないように注意して行います。(参考:プロペラ軸の取付け) |
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■モーターへの配線 モーターを取り付けたエンジンをカウリングに挿入・固定して、電源へのコードに結線します。 |
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一度プロペラを付けてモーターを廻してみて、プロペラからの風が来る方向(進行方向に対して後ろ側)で、電池の「極性」を決定します。このとき、マジックインキなど油性インクのペンで、プラスを接続した方のモーターのボディーに印を付けておくと良いでしょう。接続するコードの色は、モーターのリード線の色は無視して、電池の(+)を繋ぐ方に「赤」のコードを接続します。 | |||||||
●プロペラの回転方向 プロペラの羽根を端の方から見ると、右図のように、中心線に対して斜めに(ねじられて)付けられています。このねじれ具合をピッチといい、回転方向は赤矢印のようになります。機体の左側から見たと仮定すると、上図ではこちらに向かっての回転(進行方向に向かって左回転)、下図ではその逆(右回転)となります。単発の飛行機では右回転が多いのですが、この飛行機は、左回転のピッチが付いていました。 |
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