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■工作室(製作36)■ (2)電飾部の工作 | |||||||
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●電飾部の工作● | |||||||
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電飾は翼端灯、尾灯、胴体上下面の識別灯、それに左右主翼の着陸灯です。翼端灯は、本機の主翼が厚く、翼端部も多少厚みがあるため、光ファイバーを使用しないで、基盤装着用の小さい角形のLEDをダイレクトに取り付けました。尾灯は方向舵の後縁にありますが、ここも主翼同様に厚みがあるので、導光は1ミリ径の光ファイバー使うことにします。着陸灯は、白色LEDではなく麦球(約3ミリ径)を使いました。 | |||||||
■電飾のパーツについて 翼端灯、識別灯に使用した基盤装着のLEDは上図のような形状(サイズは実測値)です。負荷抵抗は、赤と緑のLEDの輝度が異なるため、左翼の赤が200Ω(5mA)、右翼の緑が51Ω(10mA)としましたが、これでも若干赤の光が強いようでした。識別灯のオレンジは100Ω(7.5mA)、尾灯用の3ミリ径LEDは51Ω(10mA)です。着陸灯の3ミリ径の豆球は、3Vで点灯(65mA)します。(カッコ内の電流は測定値) |
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■尾灯の取付け 垂直尾翼内側に内径1ミリの溝を掘り、そこに光ファイバーを這わせます。光源は、零戦、ムスタングなどで使用したものと同じ形状の3ミリ径のオレンジ色のLEDです。機体への固定は、方向舵部分は瞬間接着剤で、その他はエポキシパテを使いました。【参考:LEDと光ファイバーの結合】 |
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■識別灯(胴体下面)の取付け 胴体下面(主翼後縁付近)の識別灯の位置にLED上面の半球部が入る穴をあけて、裏側からセットし、エポキシパテで固定しました。エポキシパテの硬化後、スペースに合わせて足を曲げた負荷抵抗を取り付けています。 |
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■識別灯(胴体上面)の取付け LEDは他と同じ角型のものを使った、光ファイバーによる導光です。光ファイバーは1.5ミリ径の端に、内径1.5ミリのアルミパイプを被せて、LEDレンズ部と接続し、高透明度のエポキシ接着剤で一体化しています。光ファイバーを介するため、負荷抵抗は51Ω(約11.5mA)と少し光量を強くしました。 |
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左右胴体の結合が終わってから、ここにも識別灯があるのに気付きました。省略も考えたのですが、胴体下部にも設けていることだし、幸いにも主翼取付けの開口部からほど遠くない位置だったので、急遽内部にプラ板でベースを作り、光ファイバーで導光することにしました。前に気づいていれば、LEDを直(じか)付けしたところでした。 | |||||||
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■尾灯、標識灯のフード キットでは透明部品を使うようになっており、このサイズがスケール的に正しいのでしょうが、点灯しているのが目立つように、高透明度のエポキシ接着剤を垂らして少し大きめに作ってしまいました。特に胴体上部のものなど、ちょっとやりすぎでは、という感もありますが……。 |
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■着陸灯の取付け 着陸灯は、麦球に4(内径3)ミリのアルミパイプを被せました。このアルミのカバーは、麦球の光が側面からもれるのを防いでいます。キットのライト部品の取付け穴をアタリに丸ヤスリで穴を拡大し、瞬間接着剤で固定しています。(光の漏れ: 内部の光がプラスチックの素材を透過してしまい翼表面なども不必要に光ってしまうこと)。 |
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■翼端灯の取付け 主翼上下面部品の翼端灯取付部コーナーの外側を切除して、LEDが覗く穴をあけてから、翼上下部品を合わせて丸ヤスリで整形しておきます。 |
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LEDを瞬間接着剤で固定し、端子部の保護のため曲がり部分をエポキシパテで覆っています。光の漏れを防ぐ手段を講じなかったため、発光の,強い赤色側に多少の漏れが生じました(塗装で対処予定)。 | |||||||
翼端灯の透明部品が大きめなので、透明部品側を少し削って凹みをつくり、LED上面の半球部を多少透明部品に食い込ませられる位置に固定しました。 | |||||||
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■配線 電飾部品の搭載は、いつもは左右一体化された側(たいてい翼下面側)の翼部品に行うのですが、上面側へのほうがやり易そうでした。 着陸灯の点灯は着陸時に行われるのがもっぱらで、飛行中にいつも点灯していることはないため、メインのスイッチONでプロペラ回転とともには翼端灯、尾灯、識別灯だけが点灯するようにして、着陸灯はメインのスイッチONのとき別のスイッチにより気分で点灯させるようにします。従って、麦球からのコードは、片方をLEDからの(−)側に接続し、もう一方を(+)側として別系統としています(麦球には当然極性はありません)。 |
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