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■工作室(製作55)■ (2)プロペラと機体各部の工作 | |||||||
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■プロペラ軸の交換 プロペラ軸は1.0ミリ径のアルミパイプに交換しました。【参考:プロペラ軸の交換】 |
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プロペラ軸は、エッチングソーでハブとの段差部分から出来るだけ直角に切断し、切り口に、ドリルの滑り止めとしてプラモデル用の接着剤を薄く塗布して、半乾きのうちに、軸を通す穴を開け作業に入ります。手順は、まず0.3ミリ位で出来るだけセンターを出した導孔を開け、最終的に使用する軸の1ミリまで拡大しますが、ドリル径のステップが多いほど正確に穿孔することが出来ます。もしセンター出しに失敗したら、軸の傾きの調節でセンターが出せるようになるまで、軸穴を拡大しておきます。なお、この段階でプロペラと軸まだ接着せずに、次の「スピナーの取り付け」の時に行います。 | |||||||
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■スピナーの取り付けとプロペラ軸の固定 スピナーのプロペラへの取り付けは、それぞれを塗装してから、エポキシパテで行います。概要は「スピナーの取付け方」をご覧ください。 |
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スピナー側のプロペラ軸を、キットのプロペラに合わせて引っ込めておき、少量のエポキシパテを、スピナーの先端部分に詰めてプロペラをセットして、プロペラのセンター(=プロペラ軸)がスピナーのセンターにくるように調節します。その後、プロペラ軸を、エポキシパテに突き刺さるように一杯に押し込んで、プロペラを回転させながら、プロペラやスピナーにブレがないようになるまで、軸の傾きを調節します。OKになったら、ジョイント側のプロペラ軸とプロペラを少量の瞬間接着剤で固定して、そのまま静かに放置し、エポキシパテが硬化してから、軸の長さをカッターで調節します。 | |||||||
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■主脚部の工作 主脚カバーは一体されており、収納部と平面的・翼外面のカーブとほぼぴったりなので、翼外面との高さの調節だけで引込み状態にできます。 |
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主脚カバーの厚さより、収納部の深さがやや浅いので、どちらかを削って合わせる事になりますが、試しに、主脚カバーを薄くするのと、収納部を深くする2通りを、左右の脚で変えてやってみました。 | |||||||
主脚カバーが収納部にきちんと収まるように、現物合わせで少しずつ削りっていきます。どちらも、ルーターを使えば同じような手間ですが、ルーターを使わない場合は、主脚カバーを薄くする方が楽なようです。平面形状に部分的な隙間が出ますが、不自然ではないのでそのままでいくことにしました。 | |||||||
●ルーターのビットについて 収納部を深くする場合、ルーターのビット(カッター)は台形のものを使うとうまくいきます。カッターの先端刃が付いているタイプはたいてい側面にも刃が付いているので、円柱状のものでは刃の側面で主脚収納部の側面全体を削ってしまうことがあり、底面だけの削りを維持するのはなかなか難しいものです。【参考:ルーター/ビット】 |
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■尾輪部の工作 尾輪収納部のカバーも左右一体になっていますから、このまま使います。 |
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こちらのカバーは、尾輪を切除すれば収納部にぴたりと収まります。この尾輪は切除に一苦労するぐらいガッシリしたものですが、不自然さはなく、完成後の強度を考慮した巧みなデフォルメと感じました。 | |||||||
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■水平尾翼の取付け 水平尾翼の取付け部の内側には、強固なカンザシ受けが付いていて、胴体部品の厚さと相俟って、しっかりと取り付けることが出来ます。 |
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■脆弱な部品の金属への交換 アンテナ支柱、ピトー管、機銃も、尾輪や水平尾翼取付け部と同様に、それなりに強度に留意しているようですが、やはり限界があり、このままでは持たないので、従来通り金属に交換しました。 |
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黄銅線を使いましたが、ピトー管と機銃の付け根と先端の段差は、ルーターで銜えて回転させ、棒ヤスリを当てて、旋盤のようにして削っています。エポキシパテで固定しましたが、パテの密着性が悪いので、硬化後一旦剥がして、再度接着しています。 | |||||||
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